ヒトは「いじめ」をやめられない#本日記1
「ヒトは「いじめ」をやめられない」著者中野信子 を読んで
・本を取ったきっかけ
僕も中2の頃にいじめのようなものに遭っていた。私物を隠されたり、暴力を受けたりと、受けていた時期は、苦痛の日々だった。なぜ、いじめが起きてしまうのか。今になり強く疑問に思った事と、いじめるが無くならないのは、どこに原因があるのか脳科学という科学的な視点から分析しており、説得力があるとともに、自分の知識に繋がるのではと思ったから。
今からは自分の特に印象に残った点をあげていこう。
いじめてる側は悪くない。悪いのは脳、そして本来人が持つ人間的な行動によるものだという事。
脳内物質として、オキシトシン、これは、愛情ホルモンと言われ、人間関係を作るホルモンである。これが強く反応してしまうと、妬みや排外感情が生まれてしまう。そしてセロトニン、これは安心ホルモンと呼ばれるもの。人間が集団で生きて行くためには一人一人が忠実であらなければならならが、個性がいきてしまうと組織が失われる可能性がある、そうなれば安心ホルモンであるセロトニンが失われてしまう。ひとはセロトニンを求め、輪を乱す人に制裁行動を取ろうとする。この二つの物質の影響により生まれるのが「いじめ」である。
人間は誰しも脳内物質があり、これが作用する事でいじめが起きてしまうのだと分かった。その上では、誰でもいじめの加害者になりうるのだと思った。
さらに話すと長くなるのでやめておくが、脳科学の視点から分析したこの本は大変説得力があり、普段感じていた疑問に対しても書かれてあるため、夢中になって読んでしまった。
ぜひおおすすめしたい。